ダカールに参戦しているサイドバイサイド車両の80%がJ.Juanブレーキシステムを装備

ダカールに参戦しているサイドバイサイド車両の80%がJ.Juanブレーキシステムを装備

4度目の参戦となる2022年ダカールラリー、J.Juan社は参加車両への装備率において大成功を収めています。 サイドバイドサイドクラスででは、J.Juan車のブレーキシステムを搭載した車は80パーセントを占め、スペイン国バルセロナのメーカーが生産する部品への信頼度が際立つ大会となりました。

サイドバイサイドのカテゴリーT4でスタートする51台の車両のうち47台以上が、2つのJがロゴマークになっているブランド「JJuan 」によって製造されたブレーキを装備しています。 参戦車両リストに、もう一方のサイドバイサイドカテゴリーT3「ライトプロトタイプ」の車両も加えると、ダカールに参加する98台の車両のうち78台が装備されているという結果になっています。

今から4年前に遡る2018年に、J.Juan社はサイドバイサイドタイプの車両に、将来を賭けることを決定しました。アメリカのMarc Burnettの手を借り、最初のCan Amとチームを組み、カリフォルニアで有名なレースBaja1000を制覇し、これは神話上のオフロードテストとなりました。

その後まもなく、サウスレーシングの手を借りて、J.Juan社はダカールラリーへの参戦をスタート。最初のスタートとなった2019年1月以来、J.Juan社はこの権威ある砂漠ラリーへの参戦を続け、数々の成果を数えています。 2019年、2020年、2021年の3つの大会で勝利をおさめ、 サイドバイサイドのカテゴリーにおいて勝利を飾っただけでなく、総合においてもトップ10になりました。

サイドバイサイドタイプの車両は、競技会で最もポピュラーになりつつあります。 たとえば、今年のダカールラリーの参戦車両では、オートバイ車両144台についで、サイドバイサイドが98台、ラリーカー92台、トラックタイプ57台、クワッド21台となっており、2番目に参加車両がおおいカテゴリーとなっています。

これらのUTVスポーツタイプ車は、およそ700kg(1,500ポンド)たらずの重量を、120馬力で駆動させるため、 敏捷性と機動性が際立っており、ラリーカーやオフロードバイクのドライバーの心までくすぐるスポーティなマインドを有しているのです。

640人の従業員を率いるするJ.Juan社は、1965年にバルセロナで設立され、油圧ブレーキメッシュチューブ、キャリパー、ブレーキおよびクラッチポンプ、制御ケーブルの製造を専門としている企業です。 最近、ブレーキシステムの世界的リーダーであるブレンボ社のグループ傘下となりました。