J.Juan社がサンクガットのブレーキ製造工場で実施している工場運営安全対策システムが、スペイン国内労働保険関係機関の中でも最も重要な機関であるMC Mutual (MC相互保険)によって評価され、第19回MCMUTUALアワード「AntonioBaróアントニ・バロ」賞を受賞しました。

MC相互保険からの総評では「J.Juan社への表彰は、同社が2019年度に開発実践してきた『工場内で働くメンバーの人権保護と労働条件の改善に焦点を当てたリスク回避活動』への功績を称えての授与である」とのことでした。

危険防止対策の施工策のなかでMC Mutual賞の審査員から最も評価されたのが、倉庫での新しい安全対策の実施、工場内外の通路や道路などの安全への取組みの強化などを掲げたPRL(Prevención de Riesgos Laborales 労働災害防止対策)啓発キャンペーンの実施です。

さらに「同社は2019年度の安全対策の実践として、従業員へRACCスクールで道路安全コースを受講の機を促進各工場や本社のメンバー間のグループ会議は、会議のために各事業所から出張・移動する必要がないように、ビデオシステムによる会議を奨励・実施し、 さらには、オフィス・スタッフへフレックスタイム制を奨励、柔軟に時間を調整できるようにし、交通渋滞を避けての出勤を可能にしました。」

さらに、「従業員の健康管理を配慮、 Dietting ダイエッティングというプラットフォームを利用し、健康に関するワークショップの実施やレシピの配信などを行い、 また従業員のために一週間ごとに新鮮な季節の果物を提供するなどの具体的な健康サポート活動を行っています。」 との総評をコメントを受けました。

報われた努力

J.Juan社がこの類の賞を受賞したのは、これが初めてではありません。同様の環境監査機関からも表彰を受けています。しかし周知のとおり、受賞に至ることよりも、賞にふさわしい環境を維持することの方が難しくもあり、大切なことです。労働災害防止安全対策チームは、チームのメンバーだけでなく全従業員、各部署の責任者、J.Juan社にかかわるすべての関係者による並外れた努力と勤勉さによって、毎年賞を授与するという栄誉を手にしていることをとても誇りに思っています。

労働災害防止策への受賞は、受賞したサンクガット工場だけでなく、同じ防止対策のもとで安全対策に従事してきたJ.Juan社のすべての工場(サンクガットのにあるもうひとつの工場、ガバにある2つの工場、中国工場)にも与えられた名誉です。特に今年のコロナの流行科において、 スタッフのメンバーの間で「感染ゼロ」を達成するまで予防措置を推進してきた努力が認められ、結果としてそれが成果となって表彰されたものだと、我々は考えています。