Benelliベネリ社のTKRモデルのシリーズにJ.Juanを搭載

Benelliベネリ社のTKRモデルのシリーズにJ.Juanを搭載

イタリアのバイク老舗ブランドBenelliベネリは、TKRモデルのシリーズにJ.Juanのブレーキシステムを搭載することを決定しました。 バルセロナに拠点をおくJ.Juan社から供給されるのブレーキは、TRK 502, TRK 600 y TRK 800のモデルに起用されています。

Benelli社のTRKシリーズは、コース外でも使用できるように設計され、Voga と同じくアドヴェンチャー 用をも考慮。 前輪には、SBSパッドの最適な摩耗を実現するために、ダブルクランプ4ピストンラジアルキャリパーと、34/30の低摩擦硬質アルミニウムピストンが装備されています。 質量の低下軽減をさせるための、軽量でしっかりとした剛性を持つクランプです 。 スリムなデザインは、このタイプのモーターサイクルのスポークホイールとの互換性に完全にマッチしています。

これは、厳しいルート条件下の走行で最適なブレーキパフォーマンスを提供することができるように特別に研究されたクランプです。 熱膨張に対応しブレーキ操作を安全確実に伝達することができるように、耐熱400ºCのブレーキパッド、耐熱150ºCのキャリパーボディそして耐熱600ºCのブレーキディスクを装備。

外部リザーブ付きの油圧シリンダーハンドルによってクランプが駆動。 ピストンのデッドストロークを一元調整し、レバーの高さを調整することで、ブレーキの作動を最大限にスムーズにします。

後部の3つは、前部と同じ機能を含むアプリケーション用の1ピストンフローティングキャリパーを備えており、かつブレーキペダルの作動から期待される感覚に適した内部設計を備えています。 中央バルブのリアポンプを、シャフト、スクロール、タペット、フォークなどにより、優れた比率で駆動するのです 。 このセンターバルブの設計によって、 シールを損傷することなく、製品寿命が続くかぎり、完全なABS互換性を保つことができます。

J.Juanのウェブが日本語でも閲覧可能に

J.Juanのウェブが日本語でも閲覧可能に

2020年7月17日から、J.Juanのサイトが日本語でもご案内できるようになりました。 ウェブやSNSのインフォメーションだけでなく、ニュース、そしてメールでも日本語でご覧いただけるようになっています。

ウェブサイトに表示される日本語は、日本人ネイティブによって翻訳されたもので、ご案内や表示されているページは、スペイン語と英語で表示されるものと同じ内容となっています。

日本語バージョンをご覧いただけるようになったことによって、日本の企業様、ならびに二輪車競技の世界で15にもおよぶタイトルを獲得できるという結果をもたらせるために、ともに業績を築き上げてきたコラボレーションチームの皆様にも、わかりやすく情報を提供できることとなりました。

エンデューロバイクブランド GASGAS、ブレーキテック社の革新的なブレーキを装備

エンデューロバイクブランド GASGAS、ブレーキテック社の革新的なブレーキを装備

エンデューロバイクブランドGASGASが、KTMの翼下に入ってから初の4つの新しいモデルを発表しました。

KTM本拠地のマッティクホーフェンから市場に投入されたGASGASのニューモデルは、2ストロークのEC250およびEC300、4ストロークEC250FおよびEC350Fの4つのモデル。 これらのモデルすべてに、J.Juanグループ企業のBraktec ブレーキテック社のエンデューロバイク用ブレーキシステムの新しい製品が装備されています。

搭載された新しいブレーキシステムは、新しいバイクモデルが採用している油圧クラッチシステムに適用させるために、意図的で特別な設計されており、新型ファクトリーポンプとフロントキャリパーで構成されています。 ポンプとフロント及びリアキャリパーについても、 すでに製品テストならびに試乗テストにおいて優秀な結果を残しており、さまざまなメディアから最高のブレーキシステムであると絶賛を受けています。

Braktecブレーキテックのブレーキシステムは、新しいガスガスエンデューロバイクモデルのコンポーネントの中においても、Maxxisマキシスタイヤ、Xplor の48mmフォーク、WPフロントサスペンションと並んで、一際注目されています。

 

J.JUAN社、アレッシオ・カプート氏を事業開発ディレクターに任命。

J.JUAN社、アレッシオ・カプート氏を事業開発ディレクターに任命。

J.JUANグループは企業成長にともなう事業強化策として、アレッシオ・カプートAlessio Caputo 氏を事業開発ディレクターとして迎えました。 カプート氏の主要責務は、自動二輪車セクターの油圧チューブ、ブレーキシステム、電子機器における世界規模の市場占有率の拡大に合わせたJ.Juanグループ企業戦略計画の構築と実施のリーダーシップをとることです。

カプート氏は、二輪車およびRV車の分野の世界市場におけるエキスパートで、この分野においては深遠な知識と経験をもつ人物です。1998年から2009年まで自動二輪車部門で事業開発ディレクターとして、さらに2009年〜2019年までイタリアの企業Triom社 (後Varroc Lighting Systems社)のCEO を勤め、のべ21年にわたって自動二輪車事業にかかわり、ヨーロッパ、北米、インド、ベトナム、日本など世界各国における市場シェアの拡大の舵を取ってきました。

彼の指揮のもとTriom社はベトナムのハノイに支社を設置、アジア圏のクライアントに自動二輪車と限定車両などのための照明灯システムを提供する市場拡大を実現。 また、インドの企業において新しいビジネスの統合のリーダーとなり、技術、物流、流通のサポートを提供することにより、国際的な企業へと成長させる重要な役割を果たしました。

J.JUANグループの意欲的で熟練した専門スタッフのチームを率いることになったアレッシオ・カプート氏は、 市場に関する深遠な知識と経験を備えた優秀なエクゼクティブリーダーとして、確実にJ.JUANグループの市場への定着とクライアントからの信頼を強化をもたらせてくれることでしょう。

J.JUAN ブレーキシステムにとって重要なシーズンとなった2019年世界選手権

J.JUAN ブレーキシステムにとって重要なシーズンとなった2019年世界選手権

今や、J.JUANのブレーキシステムは、世界の名声を手に入れつつあります。 大げさな表現であるとか、マーケティングの手法であるなどと思われるかもしれませんが、 J.JUANの製品は愛によって作られた逸品であるこということだけで、それ以上の理由は存在しません。

我々の製品は、スピード、オフロア、四輪車にいたるまで現行のレースにおいて、勝利を手にしています。 これも、おおげさに聞こえるかもしれませんが、現実に起こっていることなのです。

スピードレースでは表彰台の常連に

スピードを競う競技では、Moto3(250ccクラス)ではイタリア、フランス、ポルトガル、スペインでチャンピオンを獲得。シングルディスク、Premoto3レースでもチャンピオンに選ばれています。 またJ.JUANの製品は 欧州(FIM-CEV)のモーターサイクル3やタレントカップでも採用され、 Honda、BeOn、RMU、KTM、MIRなどのさまざまなブランドに装備されています。

多数の人々は、J.JUANがMoto3(250ccクラス)の世界選手権においては成功を得られなかった、と言うかもしれません。 しかし、それは違います! 今シーズンの世界選手権の舞台では、我々のシステムを搭載することができなかったのです。我々の製品エンジニアのチームは、ダブルディスクブレーキの仕上がりがまだスピードレースの舞台で勝利を得る段階にまで到達していないと判断したからでした。しかしながら、我々のサムブレーキを使用したレースパイロットたちは、引き続きこのブレーキを使用し、アロン・カネットの例を見るように、レースで勝利を獲得し表彰台に上がっています。 次期シーズンにおいては、我々のサムブレーキシステムは、MotoGPを含めた、様々なカテゴリーでさらにポジティブな結果をもたらしてくれることでしょう。

また、Moto2のカテゴリーにおいては、今シーズン大きな飛躍を見せました。 今まで勝利を手に入れるまで苦難の道をたどっていたStop and Goチームが、J.JUANのブレーキシステムを起用。 結果、今シーズンは、2度のポールポジションをて、2度にわたって表彰台に上がるという栄光を手にしました。 来シーズンは、アレックス・マルケスをチームに迎え、レースに挑みます。

ジョナサン・レイの今シーズン

スーパーバイクのレースでは、なんと! ジョナサン・レアが、5度の勝利を獲得し、この特別なバイクレースの世界の歴史を塗り替えました。 Kawasakiがこのカテゴリーで一度も勝利したことがないことは知る知っているのは少数ですが、ギムとビエルのロダ兄弟がチームの責任者となり、J.JUANの油圧ブレーキを搭載してからは、 7シーズン中6つの世界タイトルを手にしています。

一方、アナ・カラスコは、2度にわたる不本意な転倒によって、今年は世界タイトルを得ることはできずに3位に甘んじましたが、 ムルシア出身の弁護士の卵、22歳になったばかりのアナにとっては例外的なシーズンだったと言えるでしょう。

なんといってもトライアルレース!

オフロードレースについては、ほとんどのトライアルバイクにJ.JUANのBraktecブレーキテックが搭載されており、再びこのシステムによるの栄光の勝利を再現することになりました。 将来、私たちの製品を搭載しないオートバイが、GPTrial、ジュニア世界選手権、または女子世界選手権の表彰台に上がるという日がくるかもしれませんが、 ここ7年間 (2012-2019)のトライアルレースにおいては、トニー・ボウ, アダム・ラガ そして エンマ・ブリストウEmma Bristowの巧みなドライビングのおかげで、J.JUAN のBraktecブレーキテックがこのカテゴリーのブレーキ製品のドンとして、頂点に君臨しています。

 

エンデューロレースへの到達、経験、勝利。

J.JUANにとっての新しい経験、モトクロス。 2019年、スペインのモトクロスチャンピオンレースにおいて、Braktecブレーキテックを新しいブレーキシステムとしてモトクロスバイクに搭載しました。 アイディアとしては、まずはモトクロス国内レースの部門で製品をテスとするというもの。 この試みはモトクロスチームであるJezykの手に委ねられ、すでに成果として現れています。 さらには、数名の選手がいくつかのヨーロッパ選手権にJ.JUAN製品搭載バイクで参加、最終的には表彰台まであと一歩の4位になりました。

6日間にわたる世界エンデューロレースでスペインチームは、イヴァン・セルバンテスを選手リーダーとして起用、最新のメカニックシステムをもつブレーキを搭載。 世界選手権で5回の優勝をとげ、エンデューロの世界では無敵といわれるイヴァンに「9.5 – 10かそれ以上のできあがり。素晴らしい!」 と言わしめました。

サイド・バイ・サイド・ビークルの王者

四輪車の世界では、様々なカテゴリーで戦うチームから製品搭載の勧誘がありますが、 今のところSide by Sideサイド・バイ・サイド・ビークルのカテゴリーのみのレース参加になっています。

SxS車のカテゴリーではJ.JUAN製品が席巻、 トライアルレースでのBraktecブレーキテックを彷彿させました。 ほとんどのレース参戦車が、J.JUANのサン・クガット工場で生産されたブレーキ製品を搭載しています。 さらには、 トビー・プライスをはじめ、ナセール・アルアティヤ、ナニ・ローマやハインツ・キミガーデン( Heinz Kimigarden)などの有名なライダーたちが、我々のハイパフォーマンス製品を搭載し、成果を上げています。

2019年シーズンは私たちJ.JUANにとって、とても満足のいく結果を出せたシーズンでした。 これらの成果は(いうまでもなく)決して安易に得られたものではありません。 。製品を創り出す、競い合う、そして勝利するということは、困難を極めますが、 今はシーズンの成果を喜び、来るシーズンに向けて、よい結果を繰り返していけるよう、強く念じることにします。