J.JUAN ブレーキシステムにとって重要なシーズンとなった2019年世界選手権

J.JUAN ブレーキシステムにとって重要なシーズンとなった2019年世界選手権

今や、J.JUANのブレーキシステムは、世界の名声を手に入れつつあります。 大げさな表現であるとか、マーケティングの手法であるなどと思われるかもしれませんが、 J.JUANの製品は愛によって作られた逸品であるこということだけで、それ以上の理由は存在しません。

我々の製品は、スピード、オフロア、四輪車にいたるまで現行のレースにおいて、勝利を手にしています。 これも、おおげさに聞こえるかもしれませんが、現実に起こっていることなのです。

スピードレースでは表彰台の常連に

スピードを競う競技では、Moto3(250ccクラス)ではイタリア、フランス、ポルトガル、スペインでチャンピオンを獲得。シングルディスク、Premoto3レースでもチャンピオンに選ばれています。 またJ.JUANの製品は 欧州(FIM-CEV)のモーターサイクル3やタレントカップでも採用され、 Honda、BeOn、RMU、KTM、MIRなどのさまざまなブランドに装備されています。

多数の人々は、J.JUANがMoto3(250ccクラス)の世界選手権においては成功を得られなかった、と言うかもしれません。 しかし、それは違います! 今シーズンの世界選手権の舞台では、我々のシステムを搭載することができなかったのです。我々の製品エンジニアのチームは、ダブルディスクブレーキの仕上がりがまだスピードレースの舞台で勝利を得る段階にまで到達していないと判断したからでした。しかしながら、我々のサムブレーキを使用したレースパイロットたちは、引き続きこのブレーキを使用し、アロン・カネットの例を見るように、レースで勝利を獲得し表彰台に上がっています。 次期シーズンにおいては、我々のサムブレーキシステムは、MotoGPを含めた、様々なカテゴリーでさらにポジティブな結果をもたらしてくれることでしょう。

また、Moto2のカテゴリーにおいては、今シーズン大きな飛躍を見せました。 今まで勝利を手に入れるまで苦難の道をたどっていたStop and Goチームが、J.JUANのブレーキシステムを起用。 結果、今シーズンは、2度のポールポジションをて、2度にわたって表彰台に上がるという栄光を手にしました。 来シーズンは、アレックス・マルケスをチームに迎え、レースに挑みます。

ジョナサン・レイの今シーズン

スーパーバイクのレースでは、なんと! ジョナサン・レアが、5度の勝利を獲得し、この特別なバイクレースの世界の歴史を塗り替えました。 Kawasakiがこのカテゴリーで一度も勝利したことがないことは知る知っているのは少数ですが、ギムとビエルのロダ兄弟がチームの責任者となり、J.JUANの油圧ブレーキを搭載してからは、 7シーズン中6つの世界タイトルを手にしています。

一方、アナ・カラスコは、2度にわたる不本意な転倒によって、今年は世界タイトルを得ることはできずに3位に甘んじましたが、 ムルシア出身の弁護士の卵、22歳になったばかりのアナにとっては例外的なシーズンだったと言えるでしょう。

なんといってもトライアルレース!

オフロードレースについては、ほとんどのトライアルバイクにJ.JUANのBraktecブレーキテックが搭載されており、再びこのシステムによるの栄光の勝利を再現することになりました。 将来、私たちの製品を搭載しないオートバイが、GPTrial、ジュニア世界選手権、または女子世界選手権の表彰台に上がるという日がくるかもしれませんが、 ここ7年間 (2012-2019)のトライアルレースにおいては、トニー・ボウ, アダム・ラガ そして エンマ・ブリストウEmma Bristowの巧みなドライビングのおかげで、J.JUAN のBraktecブレーキテックがこのカテゴリーのブレーキ製品のドンとして、頂点に君臨しています。

 

エンデューロレースへの到達、経験、勝利。

J.JUANにとっての新しい経験、モトクロス。 2019年、スペインのモトクロスチャンピオンレースにおいて、Braktecブレーキテックを新しいブレーキシステムとしてモトクロスバイクに搭載しました。 アイディアとしては、まずはモトクロス国内レースの部門で製品をテスとするというもの。 この試みはモトクロスチームであるJezykの手に委ねられ、すでに成果として現れています。 さらには、数名の選手がいくつかのヨーロッパ選手権にJ.JUAN製品搭載バイクで参加、最終的には表彰台まであと一歩の4位になりました。

6日間にわたる世界エンデューロレースでスペインチームは、イヴァン・セルバンテスを選手リーダーとして起用、最新のメカニックシステムをもつブレーキを搭載。 世界選手権で5回の優勝をとげ、エンデューロの世界では無敵といわれるイヴァンに「9.5 – 10かそれ以上のできあがり。素晴らしい!」 と言わしめました。

サイド・バイ・サイド・ビークルの王者

四輪車の世界では、様々なカテゴリーで戦うチームから製品搭載の勧誘がありますが、 今のところSide by Sideサイド・バイ・サイド・ビークルのカテゴリーのみのレース参加になっています。

SxS車のカテゴリーではJ.JUAN製品が席巻、 トライアルレースでのBraktecブレーキテックを彷彿させました。 ほとんどのレース参戦車が、J.JUANのサン・クガット工場で生産されたブレーキ製品を搭載しています。 さらには、 トビー・プライスをはじめ、ナセール・アルアティヤ、ナニ・ローマやハインツ・キミガーデン( Heinz Kimigarden)などの有名なライダーたちが、我々のハイパフォーマンス製品を搭載し、成果を上げています。

2019年シーズンは私たちJ.JUANにとって、とても満足のいく結果を出せたシーズンでした。 これらの成果は(いうまでもなく)決して安易に得られたものではありません。 。製品を創り出す、競い合う、そして勝利するということは、困難を極めますが、 今はシーズンの成果を喜び、来るシーズンに向けて、よい結果を繰り返していけるよう、強く念じることにします。